お前が好きだなんて俺はバカだな
休日になって、イツキもやってきた。

イツキは前言ってたとおり、祖父の小さなお店を継ぐつもりで頑張っているらしい。

「いらっしゃい。
イツキまた背が伸びたんじゃない?」

「あんまり変わんないよ。先月ぐらいにも一回会ったばっかりじゃん。」

「そうかな。結構成長した気がするけど。」

「で、今何してんの?」

「家の片付け。
入社もしたし、そろそろ整理しようと思ってたの。」

「入社する前にすればよかったのに。最近忙しいんじゃないの?」

「まあね。でも、気持ち的にもそうしないと切り替えれないかなって思って。」

「...ふーん。
ま、せっかく来たし手伝うよ。」

「うん。ありがと。」
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