お前が好きだなんて俺はバカだな
今日の午後からは、他の学科の人との交流授業が行われる。
ちなみに、私と先輩は学年は違えど、普通科だ。
他には、総合科、理数科、国際科などがある。
各教室の他、理科室や音楽室、家庭科室などに30人ほどの学年男女関係なく、ランダムにミックスされるような形で授業をする。
まあ、授業といっても、内容はほとんどレクレーションって感じだ。
私は元々こういうのあまり得意じゃないんだけどな...。
先輩どころか知ってる人もいないし...。
困ったな...。
私の入れられたクラスは、主に理数科と国際科の人と一緒だった。
見た感じ...やっぱり勉強ガッツリやってるって感じ。
女子もメイクとか髪染めたり巻いたりしてる人もいないし。
やっぱり、眼鏡率高いな...。
場違い感半端ない。
授業では、やっぱり、交流って感じで、5人以内でグループを作れと言われた。
って言われても...、私、こういうの積極的に入っていけない。
と、そこで。
「お困りですか?もしよければ、ここに入ります?」
背の高い男子生徒に声をかけられた。
「あ、ありがとうございます...って、あれ?」
眼鏡をかけているけど、この人って...。
「あの...楽器店の店員さん...ですか?」
「はい。バイトですが。
覚えて頂いて光栄です。
改めて自己紹介を...。理数科2年の白鳥歩です。」
「あ、えっと...普通科1年の美咲結野です。」
「よろしくお願いします。美咲さん。」
そういえば、この前も自己紹介してもらったはずなのにちゃんと覚えてなかったな...。
先輩のキャラが強すぎたからかな...?
今度はちゃんと覚えとこう。
「良かったです...1人でも知っている人がいると心強いです。」
「ありがとうございます。
僕もとても心強いですよ。」
受け答えめちゃくちゃ紳士だな...。
どっかの誰かさんとは大違い。
まあ、仲良くなったら豹変する可能性もあるし、
どっかの誰かさんみたいに。
どうにかグループになって最初にやることは...。
枚数の決められた紙をグループで協力して高く積み上げるっていう訳の分からないゲーム。
私はお力になれそうにない。
そんな中、やっぱり白鳥さんはじめ理数科の
メンバーが活躍するのだった...。
凄い...あっという間に私たちが1番。
というか私は何もしてないけど。
「すごいです...ピアノだけじゃなく、頭脳もピカイチなんですね。」
「いえ、大したことはしてませんよ。」
「そうですか?私は凄いと思います。」
「ありがとうございます。」
「あの、一応白鳥さん先輩なので...私には敬語じゃなくてもいいんじゃないですか?」
「それもそうなんですが...。すみません、なんだか、初めてお会いしたときの感じが抜けなくて。」
「ああ...。あのときは、白鳥さんが店員さんでしたからね。でも、今は私の方が後輩なので...。やっぱり、難しいですかね。」
「いえ。お気遣い頂いて嬉しいです。
ただ...美咲さんと初めてお会いしたとき、とても歳下の高校生とは思えないくらい、とても清楚で華やかな雰囲気でしたから...、つい。」
え...?
確かに、休日だしデート中だから私服はこだわったけど...。
「まさか、そんなことないですよ。」
「いえいえ、本当に感じたことですよ。」
「...あ、ありがとうございます。」
なんか...社交辞令的なものなんだろうけど、
動揺しちゃうな。
ちなみに、私と先輩は学年は違えど、普通科だ。
他には、総合科、理数科、国際科などがある。
各教室の他、理科室や音楽室、家庭科室などに30人ほどの学年男女関係なく、ランダムにミックスされるような形で授業をする。
まあ、授業といっても、内容はほとんどレクレーションって感じだ。
私は元々こういうのあまり得意じゃないんだけどな...。
先輩どころか知ってる人もいないし...。
困ったな...。
私の入れられたクラスは、主に理数科と国際科の人と一緒だった。
見た感じ...やっぱり勉強ガッツリやってるって感じ。
女子もメイクとか髪染めたり巻いたりしてる人もいないし。
やっぱり、眼鏡率高いな...。
場違い感半端ない。
授業では、やっぱり、交流って感じで、5人以内でグループを作れと言われた。
って言われても...、私、こういうの積極的に入っていけない。
と、そこで。
「お困りですか?もしよければ、ここに入ります?」
背の高い男子生徒に声をかけられた。
「あ、ありがとうございます...って、あれ?」
眼鏡をかけているけど、この人って...。
「あの...楽器店の店員さん...ですか?」
「はい。バイトですが。
覚えて頂いて光栄です。
改めて自己紹介を...。理数科2年の白鳥歩です。」
「あ、えっと...普通科1年の美咲結野です。」
「よろしくお願いします。美咲さん。」
そういえば、この前も自己紹介してもらったはずなのにちゃんと覚えてなかったな...。
先輩のキャラが強すぎたからかな...?
今度はちゃんと覚えとこう。
「良かったです...1人でも知っている人がいると心強いです。」
「ありがとうございます。
僕もとても心強いですよ。」
受け答えめちゃくちゃ紳士だな...。
どっかの誰かさんとは大違い。
まあ、仲良くなったら豹変する可能性もあるし、
どっかの誰かさんみたいに。
どうにかグループになって最初にやることは...。
枚数の決められた紙をグループで協力して高く積み上げるっていう訳の分からないゲーム。
私はお力になれそうにない。
そんな中、やっぱり白鳥さんはじめ理数科の
メンバーが活躍するのだった...。
凄い...あっという間に私たちが1番。
というか私は何もしてないけど。
「すごいです...ピアノだけじゃなく、頭脳もピカイチなんですね。」
「いえ、大したことはしてませんよ。」
「そうですか?私は凄いと思います。」
「ありがとうございます。」
「あの、一応白鳥さん先輩なので...私には敬語じゃなくてもいいんじゃないですか?」
「それもそうなんですが...。すみません、なんだか、初めてお会いしたときの感じが抜けなくて。」
「ああ...。あのときは、白鳥さんが店員さんでしたからね。でも、今は私の方が後輩なので...。やっぱり、難しいですかね。」
「いえ。お気遣い頂いて嬉しいです。
ただ...美咲さんと初めてお会いしたとき、とても歳下の高校生とは思えないくらい、とても清楚で華やかな雰囲気でしたから...、つい。」
え...?
確かに、休日だしデート中だから私服はこだわったけど...。
「まさか、そんなことないですよ。」
「いえいえ、本当に感じたことですよ。」
「...あ、ありがとうございます。」
なんか...社交辞令的なものなんだろうけど、
動揺しちゃうな。