お前が好きだなんて俺はバカだな
「さあさあ。
ついにみんなで合わせるときがやってきたよ。」
やっぱり、会長のやる気は凄まじいな...。
私は、先輩や会長たちの熱い指導のもと、一応楽譜通りに1人で演奏することができるようになっていた。
本番まであと1週間もないけど、これからみんなで合わせていくところだ。
「これでやっと先輩の歌きけますね。
先輩は自主練とかしてるんですか?」
「まあ...調整はしてるけど。
風邪とかひかないように。」
「おお...。
これは期待ですねっ!」
「...歌い出したら俺が1番音痴だったらどうする?」
「それはそれで笑える。」
「会長はいつでもポジティブですね。」
「まあね。
さ、じゃあやってくよー。」
会長の合図で皆配置についた。
おお...めっちゃ様になってる。
「せーの。」
と会長はドラムのイントロを叩き出す。
そこにベースが加わり、ギターが加わり、次は私...。
練習なのに、緊張する...。
でも、楽譜通りに弾いていけば...。
指をとりあえず動かせばいいんだ...。
...よし、イントロはとりあえずいけた。
イントロが終わると、先輩の歌が...。
きこえた瞬間、私はもうその世界に引き込まれていた。
いつもの意地悪なこという先輩とは思えないほど...優しい声だ...。
「いったん止めて。」
会長の一言で私は現実に引き戻された。
「結野...。自分が弾くとこ忘れてるよ...。」
え...、うそ。
本当だ...。
「もー、結野ったら、いくら美礼の歌がいいからって、演奏するの忘れちゃだめだよ?」
「す、すみません...。」
確かに私、普通にきいちゃってた...。
「ご、ごめんなさい先輩...。」
「まあ、今日はそんなに調子良くないからな...。違和感あったのかも。」
「いえ。
そうじゃないんですけど...。」
というか、今ので調子が悪いほうなの...?
ますます本番できるかある意味心配だ...。
ついにみんなで合わせるときがやってきたよ。」
やっぱり、会長のやる気は凄まじいな...。
私は、先輩や会長たちの熱い指導のもと、一応楽譜通りに1人で演奏することができるようになっていた。
本番まであと1週間もないけど、これからみんなで合わせていくところだ。
「これでやっと先輩の歌きけますね。
先輩は自主練とかしてるんですか?」
「まあ...調整はしてるけど。
風邪とかひかないように。」
「おお...。
これは期待ですねっ!」
「...歌い出したら俺が1番音痴だったらどうする?」
「それはそれで笑える。」
「会長はいつでもポジティブですね。」
「まあね。
さ、じゃあやってくよー。」
会長の合図で皆配置についた。
おお...めっちゃ様になってる。
「せーの。」
と会長はドラムのイントロを叩き出す。
そこにベースが加わり、ギターが加わり、次は私...。
練習なのに、緊張する...。
でも、楽譜通りに弾いていけば...。
指をとりあえず動かせばいいんだ...。
...よし、イントロはとりあえずいけた。
イントロが終わると、先輩の歌が...。
きこえた瞬間、私はもうその世界に引き込まれていた。
いつもの意地悪なこという先輩とは思えないほど...優しい声だ...。
「いったん止めて。」
会長の一言で私は現実に引き戻された。
「結野...。自分が弾くとこ忘れてるよ...。」
え...、うそ。
本当だ...。
「もー、結野ったら、いくら美礼の歌がいいからって、演奏するの忘れちゃだめだよ?」
「す、すみません...。」
確かに私、普通にきいちゃってた...。
「ご、ごめんなさい先輩...。」
「まあ、今日はそんなに調子良くないからな...。違和感あったのかも。」
「いえ。
そうじゃないんですけど...。」
というか、今ので調子が悪いほうなの...?
ますます本番できるかある意味心配だ...。