答えのないもの(超短編)
1章
今年で病気を発症して10年。
私の病気は今の医学では治らない
クローン病という病気だ。
発症した当初はまだ小学5年生で
何が何だか分からず病気の事を理解せず
お腹が痛いという事と
早く遊びたいという気持ちでいっぱいだった。
しかし、そんな私でも
何回も何回もこの病気を
理解しなくてはならない
受け止めていかなくてはならない
場面に直面した。
癌じゃないから大丈夫と
偏見の塊で大口叩いてた
あの頃の私を引っ叩きたい。
小学校の時は発症してから
2回入院はしたものの
母が食べ物や薬、色々な物に
気をつけていてくれたので
小学6年、中学1年は入院せずに済んだ。
しかし、私も反抗期に入り
自我が今までよりも強くなったころ
事態は急変した。
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