カッコウ
孝明とは違う愛し方。長い間かけて、みどりを開いた愛し方。

みどりに女の歓びを教えたのは茂樹だから。

触れられただけで、体は応えてしまう。
 

何度愛されても孝明からは得られなかった歓び。

茂樹は簡単にみどりに与える。

恥ずかしいほど淫らな声を上げて、みどりはひと月ぶりの到達感に包まれた。
 


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