カッコウ
みどり 7
7月のはじめ、みどりは二人目の子供を出産した。
孝明によく似た顔立ちの元気な男の子。
出産には間に合わなかったけれど、翌日孝明は駆けつけてくれた。
「みどり、お疲れ様。」
どこか大翔にも似ている赤ちゃんを抱きしめて、孝明は言う。
「また男の子だったね。」
と言うみどりに
「男の子は可愛いよ。ヒロ君のお下がりも使えるし。」
と孝明は微笑む。
「孝ちゃん、名前決めてね。」
みどりが言うと、孝明は得意気な笑顔で
「決めてあるよ。悠かに翔ぶでハルト。どうかな。」と言った。
「いいね。この子はハル君だね。」
みどりも笑顔で、孝明に抱かれる悠翔の頬を触る。
悠翔は正真正銘の孝明の子だから。
やっと自分の子供を抱かせてあげることができた。
孝明によく似た顔立ちの元気な男の子。
出産には間に合わなかったけれど、翌日孝明は駆けつけてくれた。
「みどり、お疲れ様。」
どこか大翔にも似ている赤ちゃんを抱きしめて、孝明は言う。
「また男の子だったね。」
と言うみどりに
「男の子は可愛いよ。ヒロ君のお下がりも使えるし。」
と孝明は微笑む。
「孝ちゃん、名前決めてね。」
みどりが言うと、孝明は得意気な笑顔で
「決めてあるよ。悠かに翔ぶでハルト。どうかな。」と言った。
「いいね。この子はハル君だね。」
みどりも笑顔で、孝明に抱かれる悠翔の頬を触る。
悠翔は正真正銘の孝明の子だから。
やっと自分の子供を抱かせてあげることができた。