王子様に愛されて
私の……斜め前の家だったの……?
え、でも……電車とか家の前とかでは会わなかったような……
「俺もびっくりしたこんなに家近いなんて」
「す、凄い………」
「………ふっ……ま、入りな?
まだ雨とか凄いし」
え……でも、家も近いし……
和希先輩に悪いんじゃないかな……
「うーん、じゃあ……もう少し芙柚といたい」
「へ…………っ」
「ダメか?」
「…………っ…ダメじゃないです…っ」
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