王子様に愛されて


「はい、解決したんだから。空き教室行こっか……って、まだ上手く歩けないもんね」


そう言うと、先輩は腕をひろげる



「……和希先輩……?」



「教室までお運びします。お姫様抱っこで」



「へ………?きゃっ」


私の手を引き、背中と膝裏に手を回して抱っこする和希先輩

一瞬なんだか分からなかったけど
理解した瞬間に恥ずかしさが込み上げてくる


< 20 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop