王子様に愛されて
「へー……ってか、芙柚って甘いの好きなんだ」
「はい……大好きです!」
「だからキスの時も物足りない顔してんだ」
「へ………っ!?」
意地悪な笑顔を私に向ける和希先輩
その顔は……私を弄ってるだけだもんね
私は反応しないぞ
「うるっとした目で上目遣いしてさ」
「そ、そんな事してませんっ」
「物足りないんでしょ」
「な……あ、ぅ………っ」
もっと一緒にいたいって思ったことはあるけど……き、キスが物足りないなんて……っ