王子様に愛されて



「…………っはぁ、お前なぁ…わざと芙柚の前でデマ言ってんのか?」



「んもうっ!なんでバレるかなー」



んん……会話についていけない

置いてけぼりだ………



「芙柚、こいつの言うこと信じないでね?」


「へー……芙柚ちゃんって言うんだ」


私のことを舐め回すように眺める

そうしたらふっと小さく笑った


え……なんか、悪く思われてる?


「えぇと……朱音……さん?」



「……………」



「………っはぁ、朱音」



< 54 / 256 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop