王子様に愛されて
「……………え」
「……………朱音、やめろ」
「…………っは?なんなの?
和希は昔から…朱音のでしょっ!」
スタスタと暗い所に歩いていく
昔から朱音さんの…?
「芙柚、ごめんね朱音が」
「えっ、あのっ……朱音さんって……っ」
「あ、心配しないで。朱音はただの幼なじみ
なんか、告白とかされたりしてたけど
それと、俺恋したの芙柚が初めてだし女と絡んだことなんかないから」
俺は、芙柚一途だからね
そう付け足して、私の頭を撫でた
不覚にも……胸がドキドキ鳴る