王子様に愛されて


ただ、友達と仲良くしたかった

彼氏とかも……出来て、楽しい高校生活を過ごしたかっただけなのに

私……何もしてないよ……







「………っはぁっはぁっ……っ」


――ガチャンッ

思いっきり、屋上の扉を開けた

4限目…サボっちゃおうかな
1年生になって、数ヶ月だから本当はいけないけど……ちょっと泣いて、気分を晴らす


「………うぅ……っ」


やっぱり夏だから、外は暑いな…

壁にでも寄りかかってよう



────────────────

────────


「…………っ」


何分かたった時、ここを選んだ私がバカだったのか視界が歪んでくる


「頭……いった……っ」


その瞬間プツっと視界がシャッターアウトして私は冷たい床に倒れた



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