男性恐怖症の女の子が束縛男子に恋をする。

「え〜まじかー知らなかったのか…」
え、そんなに驚く？
すると陽莉ちゃんは笑った。
「真緒先輩を知らない人って葵ちゃんぐらいじゃない？」

「えっ！そんなに？！」

「うん。そんなに。あたりまえじゃん！」
え〜そんなに人気なんだ
あの人…え、そしたらさ。私はあの人気者の真緒先輩といたらダメじゃない？！
こんな地味顔の私と一緒にいたら月とスッポンだよ！

いや、王子とそこらへんのゴミか…
はあ、虚しい

虚しいからあんまり関わらないようにしよう…

そう、思っていたのに…