男性恐怖症の女の子が束縛男子に恋をする。
「な、なんで着いてくるの?!?!」

なんで、真緒先輩が追いかけてくるの?!
さっき、関わらないようにしようって決心したばかりなのに!うえーん

「だって、俺君の監視役だもん。」



平然と言ってのけるこの人はなんなんだ!しかも、みんな見てるし…
もうなんか、泣きたい気分


ドスッ


真緒先輩から逃げていると何かにぶつかった。


「いたたた…ハッ!ご、ごめんなさい。」
ぶつかってから人だということが分かり、私は謝った。

すると、その人は口を開いた。
「か、かわ…」
かわ?
どうやら男の子だった
その男の子は顔を真っ赤にして私に言ってきた。
「だ、大丈夫だよ!全然痛くなかったし!それより、君が大丈夫?」

「え、だい…じょうぶ…です」

私からぶつかったというのにこの人は、私のせいにしないで、私の心配をしてくれたようだ。

や、優しい殿方…カッコイイ…
私は目をキラキラさせる。
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