【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。
「『力』を使い過ぎちゃダメ」
「俺にケチをつけるなら。尚更のこと文句を言わずに貴様がなんとかしろ」
セロの髪色が銀から茶色に変化していく。
そんなセロに少しも動揺しない先生が、わたしを見て目を見開く。
「ちょっと柚月さん、その髪……!」
「え……」
「めちゃくちゃじゃない! まさか、この、倒れてる子たちにやられたの?」
「あ、はい」
それだけ驚くってことは、今のわたしの髪型、さぞ不揃いというか。
それはもうすっごくダサい感じなんだろう。
「女の子が大切な髪をそんな風にされたら、ショックよね」
なんとかします。
ショートカット確定。
「ああ、もういいわ。セロ。柚月さんのこと、頼むわよ!」
へっ?
「ここは任せて、お行きなさい」
「言われなくても。さぁ来い、刹那」
「俺にケチをつけるなら。尚更のこと文句を言わずに貴様がなんとかしろ」
セロの髪色が銀から茶色に変化していく。
そんなセロに少しも動揺しない先生が、わたしを見て目を見開く。
「ちょっと柚月さん、その髪……!」
「え……」
「めちゃくちゃじゃない! まさか、この、倒れてる子たちにやられたの?」
「あ、はい」
それだけ驚くってことは、今のわたしの髪型、さぞ不揃いというか。
それはもうすっごくダサい感じなんだろう。
「女の子が大切な髪をそんな風にされたら、ショックよね」
なんとかします。
ショートカット確定。
「ああ、もういいわ。セロ。柚月さんのこと、頼むわよ!」
へっ?
「ここは任せて、お行きなさい」
「言われなくても。さぁ来い、刹那」