【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。


「そのうち責任感などではなく。ただ俺とこうしたいと願うようになる」

「ならないよーだ……んっ」


いきなり舌が入ってくる。


優しくってお願いしたばかりなのに。


しかも


――――長い


「セ……」


名前も呼ばせてくれない。


離れようとしても、離してくれない。


体温が急上昇してくる。


お風呂上がりみたいにポカポカしてきた。


力が抜けて立っていられない。


と思ったら傍のテーブルに座らされてしまう。


その間も唇は、離れない。


長い。


長すぎる……!
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