【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。
「いいの?」
「いいよ。俺、甘いの食べられないから」
昼休み、教室手前の廊下で呼び止められ
そしてこのアメを渡された。
「あ、三浦くんだ! カッコイイー」
「声かけてる子、彼女かな?」
タスクといると、目立つ。
小さい頃は女の子みたいにチビで可愛かったタスクは、いつの間にやらノッポでイケメンに成長した。
そんなタスクといると、言われてしまうのが___
「まさかー。付き合ってないでしょ。あんな地味な子」
「似合わない似合わない」
……とまぁ、こんな、心ない言葉だ。
ヒソヒソ声でタスクには届いていないものの、地獄耳なわたしには聞こえている。
気にしない、気にしない。
わたしは幸せの絶頂なんだから。
タスクと会えて。
タスクと話せて。
こんな素敵なプレゼントがもらえて。
だけど……
「もらいものって?」
ひょっとして、ファンから?
だとしたら、それをわたしがもらってしまうのは……気が引ける。
「いいよ。俺、甘いの食べられないから」
昼休み、教室手前の廊下で呼び止められ
そしてこのアメを渡された。
「あ、三浦くんだ! カッコイイー」
「声かけてる子、彼女かな?」
タスクといると、目立つ。
小さい頃は女の子みたいにチビで可愛かったタスクは、いつの間にやらノッポでイケメンに成長した。
そんなタスクといると、言われてしまうのが___
「まさかー。付き合ってないでしょ。あんな地味な子」
「似合わない似合わない」
……とまぁ、こんな、心ない言葉だ。
ヒソヒソ声でタスクには届いていないものの、地獄耳なわたしには聞こえている。
気にしない、気にしない。
わたしは幸せの絶頂なんだから。
タスクと会えて。
タスクと話せて。
こんな素敵なプレゼントがもらえて。
だけど……
「もらいものって?」
ひょっとして、ファンから?
だとしたら、それをわたしがもらってしまうのは……気が引ける。