【番外編5/3UP】その王子、はらぺこ悪魔につき。
エントランス前にて、クラスごとに点呼をとり終えると
いざ、遊園地の中へ。
「全部まわりたくない?」
「わかる」
「よっしゃ。移動はダッシュだな」
我ら1年B組で、もっとも活気のある班に、わたしはいると思われる。
体力もつかな。
一瞬我門くんと目があったが、フイッとそらされた。
まず6人で向かったのは、予定通り、入り口から1番遠いところにあるアトラクションだった。
エントランス付近は混んでいそうだから奥から攻めてみようという作戦だ。
ボートをモチーフにした乗り物に乗って水上をゆったり進んでいくタイプのものだったので、全然怖くなかった。
最後に急降下する場面もあったが、長さも短く角度もそこまでなかったのでなんとか耐えられた。
ただ、ひとつ大きな問題が。