Keeper.ll
「だってそりゃー、あなた。このお肌に何万かけてると思ってるの?努力の結晶よ!?」
『わー。さすがですー。』
棒読みになってしまう。
「それにしてもあなた、ちゃんと化粧水とかしてる!?」
『いえ……あまり。』
「あまり?少しはしてるの?」
ゴゴゴ、と形容されるほどの圧力が後ろに見えるんだけど。怖いよ希望さん。
『して、、ないです。全く。』
「そうよね!そんな肌だと思ったわ!!!
あなた今の自分の若さと美しさにあぐらかいてたら歳取ってから痛い目見るんだからね!!!確か使ってないのが合ったと思うから後であげるわ。」
『いえ、いいです、、。悪いですし、、、』
「持ってけ!」
『はい!有難くいただきます!』
ほんと怖いんだけど、なんなのだろうか。
「それじゃあ、」
と、向かいでコーヒーを飲んでいた希望さんがカップを置く。
「この後、どうする?それともあなたが今お世話になってる族……神龍だったかしら?の皆が起きない間に戻る?」
『いえ……お願いします。』
「その答えを待ってたわ。」