Keeper.ll
深夜2時くらいだよ?今。と私が言えたことではないけれど。
「俺?俺は喉乾いたから飲みもん飲もーと思ったんだけど冷蔵庫開けたらなんかジュースとかしかなくてさ。
なんか寝たら暑かったのかやたらと汗かいてな。水でも良かったんだけどスポドリがあったからそれ飲んで…。そんで歯磨かないと、と思って洗面所に来たらお前がいた。」
『なるほどね。』
「おう。それで紫陽は?」
それにしてもこの人、この前までとは大違いじゃない、態度。前なんて会えば睨まれたからね。
それなのにご飯は作ってくれるって……ツンデレか?ツンデレなのか?
あくまで雑談の1種、と言うように私に話を振ってくる。
『お風呂は入ったよ。2回目。理由は、相澤と似たようなものかな。さっき寝てたんだけど悪夢見たのか汗が凄くて。』
「大丈夫かよそれ…てかお前なんか怪我してねぇか?」
『え?』
そんなに分かりやすい程の傷はおってないと思うけど。
「足のとこ。なんか切れてねぇ?」
『嘘…、ベッドから落ちたからかもしれない。』
「は?お前寝相悪いの?」
いえ、悪くないです。むしろいい方です、なんて言えないから笑う。ちなみに相澤はとても満面の笑みである。