Keeper.ll




なんだ?バカにしているのか、と思いきや。

「俺も同じなんだ。すげぇ寝相悪くてさ、千歩とか龍にバカにされてんだ。

なんだ、紫陽も仲間じゃねぇか!!」


___どうやら寝相が悪い仲間だと認定されたみたい。なにそれ全然嬉しくない。



救急箱は持っているか、消毒をした方が良くないか、と聞かれたので持っていると答えた。


手伝おうかとも言われたが丁重に辞退をさせてもらった。気持ちだけ受け取っておく。


少しだけ話をしてから別れる。


先程まで体を動かしていたからだろう。全然眠れる気配がない。アドレナリンが放出中だ。ドバドバだよ、ドバドバ。

気休めにしかならないが体を休めるようにベッドに寝転がる。



絶対に寝ないと思ったのに、

気がついたら意識は沈んでいた。




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