Keeper.ll
*..*
放課後。応援団やらなんやら決めて掃除をして解散した。
「ただいまー。」
「おかえり。」
倉庫について2階へと上がる。
そう言えば下の子達とあまり喋ったことないんだよなぁ。なんか、避けられてる……?いや、でもそんなことはないだろう。
多分。そう、単純なこと。
そう。話す機会が全くない!!今度千歩と一緒にお話してみようか。千歩はどこにいても色んな人と仲良くなれるイメージだから。
なんか知らないけど私人の事怖がられること多いんだよね、悲しいね。
『ただいま、』
「おー。おかえり」
2年組は全員揃っていた。どうやら私たち1年組の方が遅かったようだ。
「体育祭の話、今日でしょ?どうだった?」
時友によって話が振られる。「ほらこの頃暑くなってきたから熱中症対策に、」と差し出された麦茶を礼を言って受け取った。
『私たちはみんな紅組なんだね。』
「そうだね。Aクラスだからね。」
「競うわけじゃないのは少しつまらないけれど。」
「まぁ味方の方がやりやすいからいいじゃん。」
軽く会話が流れていく。