Keeper.ll




*..*


放課後。応援団やらなんやら決めて掃除をして解散した。


「ただいまー。」

「おかえり。」


倉庫について2階へと上がる。

そう言えば下の子達とあまり喋ったことないんだよなぁ。なんか、避けられてる……?いや、でもそんなことはないだろう。

多分。そう、単純なこと。


そう。話す機会が全くない!!今度千歩と一緒にお話してみようか。千歩はどこにいても色んな人と仲良くなれるイメージだから。

なんか知らないけど私人の事怖がられること多いんだよね、悲しいね。


『ただいま、』

「おー。おかえり」


2年組は全員揃っていた。どうやら私たち1年組の方が遅かったようだ。


「体育祭の話、今日でしょ?どうだった?」


時友によって話が振られる。「ほらこの頃暑くなってきたから熱中症対策に、」と差し出された麦茶を礼を言って受け取った。


『私たちはみんな紅組なんだね。』

「そうだね。Aクラスだからね。」

「競うわけじゃないのは少しつまらないけれど。」

「まぁ味方の方がやりやすいからいいじゃん。」


軽く会話が流れていく。



< 23 / 145 >

この作品をシェア

pagetop