カッコウ Ⅱ
大翔 7
「でも、俺、お母さんのことは許せない。」
温かい会話の後で、大翔はポツンと言った。
「そうだな。お父さんも許せなかった。だから離婚したんだ。」
孝明も素直に言う。
「勝手過ぎるよ。お父さんや俺達のこと、振り回しておいて。今もその人と会っているって。信じられないよ。」
大翔の目は暗く沈んでいく。
「うん。お母さんが今、何を考えてその人と会っているのかは、わからないけど。」
孝明もみどりの軽はずみな行動は許せないと思っていた。
「大翔が許せないなら、許さなくていいと思うよ。一緒にいるのが嫌なら、お父さん達とここで暮らしてもいいんだよ。」
孝明の温かい言葉が大翔の心に沁みる。
温かい会話の後で、大翔はポツンと言った。
「そうだな。お父さんも許せなかった。だから離婚したんだ。」
孝明も素直に言う。
「勝手過ぎるよ。お父さんや俺達のこと、振り回しておいて。今もその人と会っているって。信じられないよ。」
大翔の目は暗く沈んでいく。
「うん。お母さんが今、何を考えてその人と会っているのかは、わからないけど。」
孝明もみどりの軽はずみな行動は許せないと思っていた。
「大翔が許せないなら、許さなくていいと思うよ。一緒にいるのが嫌なら、お父さん達とここで暮らしてもいいんだよ。」
孝明の温かい言葉が大翔の心に沁みる。