カッコウ Ⅱ
「お父さん、麻美さんてすごいね。」

大翔が孝明に言うと、孝明は頷いて
 
「だろう。大翔達と別れて、ヘロヘロになっていた俺を救ってくれたんだ。」

孝明は少し照れた顔で答えた。
 
「俺、時々、遊びに来てもいいかな。何かすごく元気が出た気がする。」

大翔の言葉に
 
「もちろん。」と孝明と麻美は声を揃えて答えた。

3人の間に温かい空気が流れる。
 


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