カッコウ Ⅱ
「ヒロ、ごめんね。」
車に乗ってエンジンをかけるとみどりは大翔に言う。
「何のごめんだよ。男と会っていたこと?俺に嘘をついていたこと?それとも俺を産んだこと?」
大翔の口調は強くなる。
みどりは黙って俯いた。
「お母さん、いつも謝っているよね。ごめんって言えば、何でも許されると思っているの?口では謝っていても、全然直してないよね、自分の行動。」
責める大翔からみどりは目を逸らす。
大翔の言う通りだから。
大翔に言い返すことができなかった。
車に乗ってエンジンをかけるとみどりは大翔に言う。
「何のごめんだよ。男と会っていたこと?俺に嘘をついていたこと?それとも俺を産んだこと?」
大翔の口調は強くなる。
みどりは黙って俯いた。
「お母さん、いつも謝っているよね。ごめんって言えば、何でも許されると思っているの?口では謝っていても、全然直してないよね、自分の行動。」
責める大翔からみどりは目を逸らす。
大翔の言う通りだから。
大翔に言い返すことができなかった。