カッコウ Ⅱ
その夜、仕事から帰ってきたみどりは、駐車場に大翔の自転車を見て、慌てて家に入った。
「ただいま。ヒロ、帰って来たの?」
バタバタと台所に入って来て、そこで食事をしている大翔を見た。
「おかえり。俺の部屋、まだ暑いね。お母さん、クーラー付けてよ。」
普通に話す大翔に驚いて、思わずみどりは頷く。
「祖母ちゃん、お母さん、今、うんって言ったよ。」
明るく笑う大翔に、みどりは涙汲んでしまう。
「大学合格したらよ。」
と泣き笑いの様な顔で言い返すと、
「はあ。受験勉強する為に付けるんじゃないの?」
と大翔は声を出して笑った。
「ただいま。ヒロ、帰って来たの?」
バタバタと台所に入って来て、そこで食事をしている大翔を見た。
「おかえり。俺の部屋、まだ暑いね。お母さん、クーラー付けてよ。」
普通に話す大翔に驚いて、思わずみどりは頷く。
「祖母ちゃん、お母さん、今、うんって言ったよ。」
明るく笑う大翔に、みどりは涙汲んでしまう。
「大学合格したらよ。」
と泣き笑いの様な顔で言い返すと、
「はあ。受験勉強する為に付けるんじゃないの?」
と大翔は声を出して笑った。