カッコウ Ⅱ
大翔 2
翌週の木曜日、大翔と正典は大宮駅に立っていた。
「2回ともここで見かけたんだ。」
正典が言う場所で二人はまわりを見回す。
6時少し前の連絡通路は、学生や仕事帰りの人々で溢れている。
大翔は今朝、みどりの服装をチェックしていた。
「ベージュのブラウスに花柄のスカートだから。」
と正典に言って、大翔も目を凝らす。
大翔達が見張りはじめて15分くらい経った時、
「やばい。来た。」と大翔は言う。
みどりは一人で改札口に向かって歩いて行く。
「どこ、どこ。あっ、一人だ。」
正典と二人でみどりに背を向ける大翔。
みどりはそのまま改札を通って行った。
「2回ともここで見かけたんだ。」
正典が言う場所で二人はまわりを見回す。
6時少し前の連絡通路は、学生や仕事帰りの人々で溢れている。
大翔は今朝、みどりの服装をチェックしていた。
「ベージュのブラウスに花柄のスカートだから。」
と正典に言って、大翔も目を凝らす。
大翔達が見張りはじめて15分くらい経った時、
「やばい。来た。」と大翔は言う。
みどりは一人で改札口に向かって歩いて行く。
「どこ、どこ。あっ、一人だ。」
正典と二人でみどりに背を向ける大翔。
みどりはそのまま改札を通って行った。