カッコウ Ⅱ
しばらくその場所で本を眺めていた大翔。

だんだん気持ちが落ち着いてくる。

一人で考えていても何もわからない。

帰って母を問い詰めるしかないことに気付く。
 


でも大翔はみどりに聞く気にはなれなかった。

みどりの顔を見たら逆上してしまいそうで。

少し冷静になった思考は大翔に色々な想像をさせる。

茂樹と自分の関係を知りたい。

誰に聞けば教えてくれるのだろう。
 


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