UNCERTAIN STORY
私は人として最低限の礼儀を持って言ってあげたのに、目の前に居るバラ馬鹿は…

「なーにを言ってるんだい、リトルエンジェル。世の中に僕以上に優先する事など無いはずだ。
…という訳で私と付き合いたまえ。」

私の行く手を遮るように、上を見ながら両手を広げた…。

すると私の隣りに居たアーガスが話しかけてきた。

「なー、リイム~。こんな訳が分からない奴は無視して早く行こうぜ~。」

その言葉を聞いてバラ男は文句を言ってきた。

「そこの庶民!!この私、ミナイルス・レーバンシュタインをして訳が分からないとは何事だ!!
…という訳でリトルエンジェル。私と付き合いたまえ。」

ん?レーバンシュタイン?
どっかで聞いた事がある気がするけど…まっ、気のせいでしょ。

よし、とりあえずどうにかするか~。

「分かった×2。えーとミナイルスだっけ?
コイントスで決めましょう。
あんたが勝ったら付き合ってあげるわよ。
ただし、このアーガスが勝ったらどっか行きなさいよ。
良い?」

私の提案にキモいポーズを決めている男は反応した。

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