UNCERTAIN STORY

「良いだろう、リトルエンジェル。
私のパーフェクトっぷりを見せつけてやろう！！
…という訳で私と付き合いたまえ。」

…何でいちいち付き合えとか言ってくるんだろ…。

私は気を取り直して、ゲームのルールを説明し始めた。

「ルールは簡単。私がコインを五枚上に投げるから、落ちたコインが表か裏か当てた数が多い方が勝ち。
分かった？」

私の説明にヨロバラ（鎧にバラ）は満面の笑みを浮かべた。

「マイリトルエンジェール！！私が勝つのが分かってるのにそんな提案を…何て恥ずかしがりやなんだ。
という訳で私と付き合おうじゃないか。」


アーガスを超えるＫＹに会ったのは初めてだなぁ～…。


とにかく私はコインを五枚握り締めて、上に投げた！！

私は人の目では追えない程の回転をコインにかけた。
落ちてきたコインを手の中に順番に並ぶように掴み、二人の前に手を差し出した。

「さあ、右から順に表か裏か答えて。」

私の質問にバラがうろたえた表情を見せた。

「はっ…ハッハッハッ…。
冗談キツいな、マイエンジェル…。
分かる訳が無いだろ。
全く分からないので、私と付き合いたまえ。」