UNCERTAIN STORY
始まりの刻
私達が住む世界、カルマイムは魔物が存在する世界…。

魔物はいつから居るのかはよく分からないんだよね~。
噂によると魔王なんてもんが居るらしいけど、見た事無いから知らないけどね。

えーと、世界の各町には冒険者ギルドがあって、そこで冒険者として登録すると、色々な依頼を引き受ける事が出来るんだよ。

その依頼の難易度によって報酬が異なるんだよね。

今私達は最寄りのサンエナっていう町に向かう途中なんだ~。







「アーガス~水ちょうだい~。」

暑さにダウンした私はアーガスにそう言った。

無理もないって…砂漠地帯でもこんな暑さにはならないよ?
異常気象だよ~。


「情けない奴だなー。
この程度の暑さで。」

アーガスは汗一つかかずにぬかしやがった…。
こいつ…絶対人間じゃないよ…。


「良いから水頂戴よ~。あんたと違って、私は繊細なんだから。」


「繊細って…どこが?」

どぐ!!


「ぷは~、水が美味い♪♪」

何故か倒れてピクピクしてるアーガスは放っといて、私は元気を取り戻した。

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