私の仮恋人は親友のお兄さん

実行

私は自分なりに出た
良い女研究結果を
実践することにしてみた

正門に
廉人さんの車が停まった

私を迎えに来てくれたのだ

私は助手席に乗り込むと
笑顔で
廉人さんの顔を見た

「ありがとうございます」

元気よく
口にした

「あ? ああ、まあな」

廉人さんが
驚いているようだ

ちょっと嬉しい
その驚いた顔を見れて

わくわくした

昨日の廉人さんは
私の言葉に
行動に苛々していた

でも
もうそんなことはさせないんだ

ずっと驚かせっぱなしで
パーティを成功させるんだから

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