私の仮恋人は親友のお兄さん
「あら、ずいぶんと
眠そうな顔ね

夜まで
恋人探しで大変?

いいのよ
いないなら
私に言ってくだされば

パーティの招待状を
渡すのをやめるわ」

招待状をちらちらと前で
見せつけながら
麗華さんが言った

招待状
貰っておくべきなのかな?

「招待状
ありがとう!

でも用意するのが
遅いわね~

普通、次のには
できてるんじゃなくて?

簡単な封筒だし」

果恋が私のかわりに
招待状を
麗華さんから奪い取った

「もし同伴者がいなくて
困っていたら…と思って
考える時間をあげたのよ」

「あら!
麗華さんて優しいのね

でもそんな心配はいらなくてよ

花音の首に気付いてなかった?

キスマーク

毎晩彼氏に襲われちゃって
大変なんだってさ~」

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