私の仮恋人は親友のお兄さん
「だって面子があるって」

「わからないヤツだな」

廉人さんは
私にキスをする

そして寝室に連れて行き
ベッドに放り投げた

「こういうことだ」

制服のリボンに手をやり
解いた

「ちょっと…
ちゃんと言葉にして
ください!」

私は暴れた
でもやっぱり
勝てなくて…

「こんのぉ
馬鹿兄貴!」

横から果恋ちゃんの蹴りが
入った

懐に蹴りが入った
廉人さんは
床に蹲る

「こんなことだろうと
思ったよ」

「言葉が足りない
お兄ちゃんで
ごめんね~

怖かったでしょう?」

果恋ちゃんが
私の肩を抱いてくれた

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