夏色メモリー【完】
「ちなみに、それいつ?」
「え?3日後。あ、そういやクラスLINEあるじゃん?それに川藤くん入ってるでしょ?そこから友達追加して川藤くん誘ってみてよ」
私より今は美空が仲良いでしょ、と諭すようにゆんちゃんは私の肩を2回叩いた。
「うーん、じゃあ聞いてみるだけ聞いてみるよ……」
少し憂鬱。
なんとも思ってないヤツから、こんな野球観戦のお誘いがくるなんて、川藤くんは一体どう思うのだろうか。