夏色メモリー【完】
川藤くんにLINEを送った直後、私はお風呂に入り、汗を流した。
そして、お風呂から上がり夏休みの宿題に取り掛かろうとすると、LINEの通知が来た。
川藤くんだ。
《矢野さん、初めてのLINEありがとう。
突然LINEが来たから誰からかと思ったよ。
野球観戦俺も行きたい。
隣のクラスの敷田ってヤツが中学の頃野球やってたから、そいつ誘ってもいい?》
文を見た瞬間、私は自分の目を疑った。
十中八九なにか理由をつけて断られると思ったから。
すぐさま、ゆんちゃんに連絡をすると、自分のことのように喜んでくれた。