夏色メモリー【完】



「おしゃれだったでしょ?」


「うん。雑誌に出てきそうな感じ」


「ねっ。たまーに探せばスナップとか載ってるみたいだよ」



そうなんだ。


顔もかっこいいし、そりゃほっとかないよね。


そんなこと分かりきっていたはずなのに、なんとなく川藤くんと差を感じてしまった。


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