神楽先生はそんなに甘くない。
「ほら、でもうちの学校って週1活動の部活も多いしさ、今日色々見てみてその中から決めたらいいんじゃないかな?」
確か手芸部とか、映画研究会とか、そこら辺が週1だったような気がする。私もあまり把握はしてないのだけれど。
「......茉白は?茉白はどうするの?」
私の机に嫌だ嫌だと額を擦り付けていた香帆が、唐突に顔をあげ、甘えるような視線を向けた。
所謂上目遣い、というやつで。
「私?私は茶道部だよ〜」