保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。
「服がおっきいからそう見えるだけだよ。離して」
「んー」
「はぁ……っ、ひっ!」
曖昧な返事をした夏目くんにため息をつくと、突然、素肌に何かが触れた。
説明されなくてもすぐにわかる。
さっき雨に打たれてたとは思えない。
お風呂に入ったばかりの私の体温とさほど変わらないんじゃないか、
そう思うぐらい、熱を帯びた手。
「夏目くん!何してんの!?」
服の中に伸びてきた彼の手を慌てて掴んで、お腹に触れるそれを引き剥がそうとするけれど、
力が全然敵わない。
「ほら、やっぱりここも細すぎるよ。ちゃんと食べなきゃ」
「はぁ?!わざわざ直接触る必要ないでしょ!」
「それと……郁田さん、この中何も着てないでしょ。さっき洗濯機に回しちゃったもんね」
「……っ!!」