保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。
「おままごと系のおもちゃとか?」
「それはもう母さんたちが買うって決まってて」
「そっかぁ。夏目くん、瑠々ちゃんとの普段の会話からヒントになるものとか思い出せないの?」
「うん、この間からずっとそうしてるし瑠々を観察してるんだけどなかなか」
「んー……」
駅から徒歩数分のところにあるショッピングモールを歩きながら、
瑠々ちゃんのプレゼントについて夏目くんと話す。
あれぐらいの歳の子って何が欲しいんだろう。私は何が欲しかったかな……。
瑠々ちゃんぐらいの年齢の子にオススメのプレゼントをスマホで調べたりしてもどうもピンと来なくて。
んーと悩みながら、この間、瑠々ちゃんと遊んだ日のことを思い返す。
「あっ、そういえば……」