保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。
けどやっぱり、こんな夏目くんの姿を見てるとどうしてもどうにかしてあげたいって気持ちが芽生えてしまった。
瑠々ちゃんの気持ちだってそう。
幼いながらも夏目くんの自分に対しての気持ちに自信がなくて不安に思ってるなら、それを少しでも取り除いてあげたい。
そうだ。
夏目くんのためと言うより、瑠々ちゃんのため。
「よし、とりあえずモール全部回ってみてもし瑠々ちゃんにいいなって思えるのが見つかったらそれを追加にしよ」
「……うん、」
夏目くんは手紙についてはまだ完全に乗り気ではなさそうだけれど。
とりあえず、ふたり並んで歩きながら瑠々ちゃんへのプレゼントを探す。
食べてなくなっちゃうものよりも形に残るものがいいよね……。
んー。
「……あっ、」
悩みながらお店を回っていると、夏目くんがある場所で足を止めた。