保健室で寝ていたら、爽やかモテ男子に甘く迫られちゃいました。

光莉のそういうところ、本当不意打ちでずるいなって思う。

サラッと聞き流されてると思ったら意外とよく聞いていて、心配してくれて。

普段ふざけて見えることが多いけど、グループの中では一番大人なんじゃないかと感じる。

でも……。

流石に今回の私のこの気持ちのモヤモヤは簡単に人様にお話できないようなことで。

「菜花、溜め込んでたらダメだぞ?もしかして、私たちが知らないところでなんか嫌なことされてんの?!」

「いやいやいや!!それはない、ない!全然!っていうか、なさすぎる、というか、」

「はぁん?!」

うぅ……。
こんなこと自分の口からいうのは恥ずかしすぎるけど。

最近、夏目くんといるとそういうことばっかり考えてる自分がいて嫌になるぐらいで。

私は意を決して、光莉に悩んでることを話をした。

< 322 / 335 >

この作品をシェア

pagetop