あの空に手を伸ばして


「リア充爆発しろ!!!」

そんな声とともに、信号機くんたちの攻撃がはじまったのはいうまででもない。


写真をみるとやっぱりわたしは変な顔。



「ねえ!もっかいとろ?」

騒いでいるみんなに聞こえるように大きく声にする。


「おい、今度は禁止だからな」

「わかったって。ごめんって」


そういって並びなおす。

今度は変なことをしないようにと忠くんと翠くんにがっちり腕をつかまれたサクのかわりに徹くんがボタンを押す係となった。


「いくよー」

――カシャ


今度はちゃんと撮れた。

サクはがっちり腕をつかまれててかわいそうだけれど。

まあしかたない。

みんな笑ってるし。

< 147 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop