あの空に手を伸ばして


――ブーブー


そしてその直後着信音がなった。


「美咲ちゃん!?サクが――――」


それに続いた声とともに、わたしは急いで家を飛び出した。




――包丁で刺されて病院に運ばれた




なんで?どうして?

ねえ、サク。死なないよね?

昨日、またねっていったじゃん。



「・・・美咲ちゃん」

いまだ整理がつかないまま、病院につくとそこにはすでにみんなの姿があった。

「ねえ、どうして泣いてるの?」

みんな顔がぐしゃぐしゃだ。
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