あの空に手を伸ばして


わたしはというと、ミスをしてしまったのがあったけれどそれ以外は満点。

てか、この学校本当に高校なのかなってくらいレベルが低すぎて、逆に頭を悩ませたくらいだ。

「俺たちの人生かかってるんだよー」

「夏休みつぶれたくないよー」

赤点をとった人は再試が行われて、それでも基準点に達しなかった場合は夏休みに補講がある。

いってしまえばそここそが先生たちが先生らしく振舞える場なのかもしれない。


「わかった」

わたしはこの人たちにとことん甘いということに最近気づいた。


なんか馬鹿すぎて逆に憎めない。

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