あの空に手を伸ばして


「なんで・・どうしてそんなこというの?」

サクのことが好きだとばれていることよりも、やめといたほうがいいと言われていることにひどく動揺した。

「美咲ちゃんが傷つくだけだから」

でも3人の表情は変わることがなかった。


「それって、どういう・・」

こと?って聞く前に視界にサクが飲み物を持って戻ってくるのがみえた。


「なんかあった?」

4人とも暗そうな表情をしているからなのか、サクは不思議そうに首をかしげた。

「なんでもねーよ!コーラサンキュ!」

「あざす」「さんきゅ」

いつものおちゃらけた3人に戻りそれぞれ飲み物を受け取っている。

< 52 / 196 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop