あの空に手を伸ばして
「なんで・・どうしてそんなこというの?」
サクのことが好きだとばれていることよりも、やめといたほうがいいと言われていることにひどく動揺した。
「美咲ちゃんが傷つくだけだから」
でも3人の表情は変わることがなかった。
「それって、どういう・・」
こと?って聞く前に視界にサクが飲み物を持って戻ってくるのがみえた。
「なんかあった?」
4人とも暗そうな表情をしているからなのか、サクは不思議そうに首をかしげた。
「なんでもねーよ!コーラサンキュ!」
「あざす」「さんきゅ」
いつものおちゃらけた3人に戻りそれぞれ飲み物を受け取っている。