からふる。~第12話~
私は岡本翡翠さんを部屋に招き入れた。
スタイルが抜群に良く、艶のある茶色の髪が美しい。
今日は毛先をくるりと巻いているし、青い石のネックレスをしている。
青波先輩に会いに来たのだとすぐに分かった。
「昨日はお話もせずに帰ってしまい、大変失礼致しました」
「いえ。仕方がないんです。私凪砂に嫌われてしまったので...」
「嫌われたとはどういう...。あっ、いえ、話したくなければ話さなくてもよろしいのですが...」
私がそういうと、岡本さんは私の瞳を見つめた。
青波先輩とは違う青さが秘められている大きな瞳に飲み込まれそうになる。
「朱鷺田紗彩さんとおっしゃいましたね」
「はい」
「凪砂が本当に心を許したあなたに私からお話しします。凪砂がなぜああなってしまったのかを。紗彩さんには知っておいてほしいんです。拙い話になりますが、聞いていただけますか?」
私は深く頷いた。
誰にだって過去はある。
私はその全てを受け入れたい。
それが相手を理解し、思いやる1歩になるのであればと強く思う。
覚悟を決めた私と岡本さんの瞳が混ざり合う。
岡本さんは深呼吸を1つしてから話し出した。
スタイルが抜群に良く、艶のある茶色の髪が美しい。
今日は毛先をくるりと巻いているし、青い石のネックレスをしている。
青波先輩に会いに来たのだとすぐに分かった。
「昨日はお話もせずに帰ってしまい、大変失礼致しました」
「いえ。仕方がないんです。私凪砂に嫌われてしまったので...」
「嫌われたとはどういう...。あっ、いえ、話したくなければ話さなくてもよろしいのですが...」
私がそういうと、岡本さんは私の瞳を見つめた。
青波先輩とは違う青さが秘められている大きな瞳に飲み込まれそうになる。
「朱鷺田紗彩さんとおっしゃいましたね」
「はい」
「凪砂が本当に心を許したあなたに私からお話しします。凪砂がなぜああなってしまったのかを。紗彩さんには知っておいてほしいんです。拙い話になりますが、聞いていただけますか?」
私は深く頷いた。
誰にだって過去はある。
私はその全てを受け入れたい。
それが相手を理解し、思いやる1歩になるのであればと強く思う。
覚悟を決めた私と岡本さんの瞳が混ざり合う。
岡本さんは深呼吸を1つしてから話し出した。