恋慕花〜新撰組綺譚〜
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ガヤガヤ ガヤガヤ
必死で逃げてたら、辺り一面が白くなって、全く知らない土地に来ていた。
あのストーカーらしき人はどこにもいないようだった。
ほっ。
しかし。
「ここ、どこ……?」
なにこれ、映画村みたい……。
ビルも舗装された道路も何も無い。
街ゆく人は皆時代劇のような着物を着ている。
そして私を訝しげな目で見つめる。
…私からしたらあなた達の方が怪しいけどね。
答えてくれるかは分からないけれど、何もしないのもあれだし、とりあえず近くの人に何か聞いてみようかな…。
お、あの人当たり良さそうなイケメン兄ちゃんに聞いてみよう!
「すみません、ここはどこですか?あと今って何年ですか?」
「ん?おかしな質問するねえ。ここは京だよ。そして今は文久3年だけど…?」
文久3年????
は????
「冗談ですか?」
「いや本当だって」
「………………え?」
「今は文久3年だよ。」
「意味が分からないんですが??」
「こっちの言葉かなそれ」
「あ…ありがとう…ございます………」
「いえいえ……?」
ガヤガヤ ガヤガヤ
必死で逃げてたら、辺り一面が白くなって、全く知らない土地に来ていた。
あのストーカーらしき人はどこにもいないようだった。
ほっ。
しかし。
「ここ、どこ……?」
なにこれ、映画村みたい……。
ビルも舗装された道路も何も無い。
街ゆく人は皆時代劇のような着物を着ている。
そして私を訝しげな目で見つめる。
…私からしたらあなた達の方が怪しいけどね。
答えてくれるかは分からないけれど、何もしないのもあれだし、とりあえず近くの人に何か聞いてみようかな…。
お、あの人当たり良さそうなイケメン兄ちゃんに聞いてみよう!
「すみません、ここはどこですか?あと今って何年ですか?」
「ん?おかしな質問するねえ。ここは京だよ。そして今は文久3年だけど…?」
文久3年????
は????
「冗談ですか?」
「いや本当だって」
「………………え?」
「今は文久3年だよ。」
「意味が分からないんですが??」
「こっちの言葉かなそれ」
「あ…ありがとう…ございます………」
「いえいえ……?」