女王様の言うとおり
☆☆☆
あたしができるだけひと目につかず、こっそりと仲間を増やす算段を考えている中でもクラスメートたちの中には過激に行動にでる男子たちもいた。
放課後隣のクラスの女子生徒を数人呼びだすと、片っ端からキスをしていくのだ。
強引に、なんのためらいもなくその唇をうばう。
無理矢理キスされた女子生徒たちは最初はどうにかあらがうものの、すぐに大人しくなってしまう。
そんな事をしているのだから、アイリに気が付かれるのも早かった。
「どういうつもり?」
仁王立ちし、クリクリとした大きな目を吊り上げて怒るアイリがA組に来たのは翌日のことだった。
「なにが?」
大西さんは涼しい表情で聞き返す。
「B組の女子たちがおかしくなった」
アイリは大西さんを睨みつけて言った。
「そうなの? 元々おかしかったんじゃないの?」
大西さんが小ばかにしたようにそう言うと、クラス内からどっと笑い声が漏れた。
あたしも一緒になって声を上げて笑う。
あたしができるだけひと目につかず、こっそりと仲間を増やす算段を考えている中でもクラスメートたちの中には過激に行動にでる男子たちもいた。
放課後隣のクラスの女子生徒を数人呼びだすと、片っ端からキスをしていくのだ。
強引に、なんのためらいもなくその唇をうばう。
無理矢理キスされた女子生徒たちは最初はどうにかあらがうものの、すぐに大人しくなってしまう。
そんな事をしているのだから、アイリに気が付かれるのも早かった。
「どういうつもり?」
仁王立ちし、クリクリとした大きな目を吊り上げて怒るアイリがA組に来たのは翌日のことだった。
「なにが?」
大西さんは涼しい表情で聞き返す。
「B組の女子たちがおかしくなった」
アイリは大西さんを睨みつけて言った。
「そうなの? 元々おかしかったんじゃないの?」
大西さんが小ばかにしたようにそう言うと、クラス内からどっと笑い声が漏れた。
あたしも一緒になって声を上げて笑う。