女王様の言うとおり
☆☆☆
ドアを外に誰もいないことを確認したあたしは近くの女子トイレへと身を隠した。
トイレのドアの内側には非常階段の地図が貼られていて、それに目をやる。
どうやらここは3階になるようで、エレベーターがナースステーションの目の前にあるとわかる。
でも、ナースステーションにはきっと看護師さんがいるのだろう。
エレベーターを使うのはリスクが高くなる。
となると、後は階段しかなかった。
非常階段へ続くドアが開いているかどうかわからないから、普段から使われている階段を使うしかない。
こちらはナースステーションを通り過ぎた廊下の突き当りにあるみたいだ。
その地図を見てあたしはうめき声を上げた。
どちらにしてもナースステーションの前は通らないといけないのだ。
あたしにできるだろうか?
ナースステーションに出入りがあれば、その時点でバレてしまうかもしれない。
そうなるとあたしは病室に逆戻りだ。
せっかく女王様が近くまで来てくれているのに……。
歯ぎしりをしたくなる状況だったが、とにかくやらなければ始まらない。
ドアを外に誰もいないことを確認したあたしは近くの女子トイレへと身を隠した。
トイレのドアの内側には非常階段の地図が貼られていて、それに目をやる。
どうやらここは3階になるようで、エレベーターがナースステーションの目の前にあるとわかる。
でも、ナースステーションにはきっと看護師さんがいるのだろう。
エレベーターを使うのはリスクが高くなる。
となると、後は階段しかなかった。
非常階段へ続くドアが開いているかどうかわからないから、普段から使われている階段を使うしかない。
こちらはナースステーションを通り過ぎた廊下の突き当りにあるみたいだ。
その地図を見てあたしはうめき声を上げた。
どちらにしてもナースステーションの前は通らないといけないのだ。
あたしにできるだろうか?
ナースステーションに出入りがあれば、その時点でバレてしまうかもしれない。
そうなるとあたしは病室に逆戻りだ。
せっかく女王様が近くまで来てくれているのに……。
歯ぎしりをしたくなる状況だったが、とにかくやらなければ始まらない。